『待たせちゃったかな?美希さん!』

横田さんなんだろう。
優しそうな笑顔でこっちに向かって来る。
『私たちもさっき来たところだから、大丈夫よ』

まぁ、少し本当で少し嘘だよね。
待ったもん。まぁ、あぁ答えるのが普通だよねー、

影になって見えなかった横田さんの息子さんが見え、、!?

『紹介するよ、息子の春人です』

え!?待って?!本当に横田春人!?
同姓同名?!
でも、顔が、めっちゃ似てる、、。
少しお辞儀した、その春人という奴。


『まぁ、言ってた通りのイケメンなのね♡
あ、紹介するわね、娘の美紅です。』

[高橋美紅です、よろしくお願いします]
軽く会釈する。

『美紅ちゃんか、お母さんに似て美人さんだね。』

!?
大人の人はこういうことも普通に言ってしまうのか!?

[そ、そんなことないです!!]

『まぁ、健人さんったら♡』

お母さんのこと褒めてねぇよ!!
褒められたの私だから!!!!

そのあとたわいもない話をしながら
食事をした。
春人っていう奴は、私が知っている
横田春人とは別人みたいに、凄く爽やかに礼儀正しく私たちに接してきた。

だから、別人なんだと思ってた、、。