しばらくして部活の事を思い出し、慌てて教室から出た。
駆け足気味で部室へ向かった。
「遅れてごめんね!!」
勢いよくドアをあけ、それと同時に謝った。
すでに部員全員揃っており、練習の最中だ。
ちなみに私は演劇部に所属している。
これでも一応演劇部のエース…とみんなに言われている。
今は文化祭と秋の大会の為に練習をしていて、形もだいぶ出来上がってきている状態だ。
遅刻してきた私に対し、みんなはいいよーと明るく言ってくれた。
それから私も練習に参加し始めた。
自分の演技や表情に対して周りから指摘を受ける、これを繰り返し行った。