『えっと、君、名前は?』


『三橋です。1Dの三橋雄一です』


『うん、三橋君、ようこそ文芸部へ!これにサインだけしてくれる?』



しばらくひそひそ相談してから、メガネ美人先輩が入部届けをくれてさ。


俺、何も考えないで自分の名前書いたの。


そしたらさ






――カシャッ












『既成事実を作り写真を撮って、それをネタに脅して関係を続ける。これ、鬼畜の王道』