城内に戻ると、一正は書類をしようと机に向かう。
しかし、やる気が起こらないのか、呆然と書面を見ているだけだ。
「陛下?」
「ん」
やや無感動な返事が返ってきた。
何とも言えずに風麗も黙ってしまった。