「だから言ってるやん…!」

「前川さん1人が悪いなんて言ってないから!」

その時既にあたしはキレる寸前だった。

「いい加減にして…!」

「…いい加減にしてって…こっちのセリフやろ?」

衿佳は口を出さない。

喋るのはあたしと平湯だけ。

木内と氷置は目に涙を溜めて2人の会話を聞いて衿佳の姿を見て座っている。