家からすぐ近くにある海に制服のまま駆け出した。
さすがに靴をはくと汚れるから裸足で。
足だけ海に入りながらスカートがぎりぎり海水に浸からないところまですすんでいった。
「あぁ~!海やっぱ最高!」
海にはいると毎回こう言って叫んじゃう癖があるようだ。
でもほんと海大好き!!
周りには観光客らしき人達は少しいるけどそんなの気にしないで毎回叫ぶんだ♪
「ねぇ君なにさけんでんの~?」
後ろから、数人の男子が声をかけてきた。すぐ隣の高校の制服を着ている。
服を着崩し、髪を染めていて見るからに怖そうな人達。
怖い・・・。
でも、海の中まで入ってなんかこれないよね?
私は無視することにした。すごく怖いけど・・・。
「なぁ聞いてるのかおい!」
いきなり怒鳴られて怖くて思わず涙目になった。
「おいあの子ないてるよー?(笑)」
「あーごめんごめん!今なら許すからこっちきてくれない?」
そう言われた私は、このままここにいても不良たちがいるから海からあがれないから、
不良たちのほうへ向かった。
でも・・・すごく怖くて、体が震えてうまくあるけない・・・。
足が絡んで海のなかでころんぢゃってびちょびちょになりながらもやっと砂浜までたどり着いた。
「あ、あの・・さっきはすいませんでした。」
思い切って不良たちに謝ると、
「あー!君かわいいね~。」
不良たちがにやにやしながら私を見てる。
なんか嫌な予感しかない・・。
「じゃあさ、体ではらってくれるかな?」
そう不良の一人が言うと、強引にも私の腕を引っぱっていき、人がいないようなところまで連れて行かされた。
「や、やめてよ・・。お願い・・。」
泣きながらお願いするのは逆効果みたいで、彼らは私の腕を誰かのネクタイでしばりつけて、服を脱がせようとする。
その過程を誰かが携帯のカメラで撮っている。
怖い・・。怖くて声もだせない。でるのは涙だけで・・。
不良の一人が私に覆いかぶさってきて、抵抗しても男の力には勝てるわけもなく・・。
ブラが露わになり、不良たちが興奮しながらカメラを撮っている。
胸を揉まれ、叫ばなきゃと思って、
「あぁ・・やっ・・め」
やっと声がだせたのが変な声でまた涙がでた。
「だ~めッ!めっちゃ色っぽいね。下半身にも手だしていい?」
もう人生終わった・・。
と思ったときだった。