ホームルームが終わったと同時にクラスの女子たちが転校生が座っていると思う席に群がっていた。



「亜紀~!あの転校生すんごくかっこよくない!?」



志保がいきなり言った言葉にビックリして眠気が覚めたわたし。



「そうなのー?寝てたから顔みてないや(笑)」



「えぇ!?見たら絶対惚れちゃう顔だから!」



大げさに言う志保に対して私は、



「興味ないかな。多分、そんな話すこともないし」



冷めちゃってる。




チャイムが鳴って授業が始まった。



転校生とは席がとおいし、席が前のほうだから顔は見えない。



まぁ、興味ないからいっか。




放課後・・・。



志保と帰って家に着くと無性に海に行きたくなり、



一人で海に向かった。