「栄生君!部活に行こう!」
「徹くん、キラキラしてるねー」
翌日、放課後、バッシュ片手に栄生君の
前に立ってそう言った俺に、ニコニコと
笑いながら栄生君がそう言った。
「そんなに嬉しいの?部活出来るの」
「勿論!」
バスケがやりたくてやりたくて、ウズウ
ズしてたんだから。
意気込んで頷けば、クスッと笑われた。
「……随分変わったね、徹くん」
「……え?」
「なんか、中学生らしくなった」
中学生らしくなった……?
「そ、それは昔の俺がガキくさいとかそ
ういう……」
まさかそんな風に思われていたのか!?
とアワアワしながら栄生君を見ると、栄
生君は笑いながら首を横にふる。