え?自業自得?知ってるよそんなん。だ
からこんなに苦労してるんだろ!
もう泣きたい気持ちになりながら、プリ
ントを終えれば、丁度部活が終わる時間
だった。
「よし、お疲れ様」
そう言って微笑む栄生君に、もう土下座
する勢いで謝る。
「ほほほ、ほんとすいません!」
「え、いきなりどうしたの」
いきなり勢いよく頭を下げた俺を、少し
ビックリしたように見下ろす栄生君。
しかし俺はものすごい自己嫌悪に陥って
いた。
「俺が不甲斐ないから栄生君の手をわず
らわせて……しかもそのせいで栄生君、
部活に出れなかったし!」
栄生君は部長だ。
一応もう二年生に引き継いではいるけど
、それでもまだ部長に変わりはない。
他の中学なら、とっくに引退済みだけど
ね。