「じゃーね、麗!」



「うん、また明日」





授業が終わり
やっと帰れる。



プルルル プルルル


携帯が鳴っていることに気づき
通話ボタンへとスライドさせる。




「もしもし」



「あ、麗ー?お母さんだけど
 今日話したいことあるから
 寄り道しないで
 早く帰ってくるのよー?」



「はーい」



「それじゃあ、待ってるわね!」



プツッ

ツー ツー ツー