「ぉぎゃー、ぉぎゃー」 …っ!? 分娩室から聞こえた微かな声。 しばらくして、 分娩室の扉が開き 女の先生が出てくる。 「おめでとうございます。 元気な女の子ですよ」 その言葉を聞いた瞬間、 震えていた脚は 力を無くし ガタッ と思い切り床に膝をつく。 「………良かった」