キーコー… キーコー…




そこには髪の長い女。





「こんな時間にブランコ?

 変態おやじに襲われるぞ」




そう言うと、
ばっと振り返ったその女。



「その変態おやじって
 あなたのことだったりして」



ふふっと笑うその女。









「…綺麗だ…」



真っ暗だけど、
月明かりで微かに見えた
笑顔…。



「ん?よく聞こえなかった」



「な、何でもない」