「駿…」





「ちょっと、
 話聞かせて」



それだけ言うと
あたしの腕を引き
またあの屋上へ向かう。






屋上に着き
しばらく沈黙だったが、



「竜聖の姉貴なんだっけ?」



と駿。



「そうだけど」


「竜聖と話がしたいんだ。

 呼んでくれないか?」


と頭を下げた駿。