こちらに気づいたのか、


「おーい!

 麗ちゃーん!」



と声をかけてくる遥。




もう関わってくることは
ないと思っていたので
少し驚いたが、
遥に"あたし"の姿で
何かした訳ではないので
そこまで驚くことじゃないかと
1人で納得する。笑



「おはよう」


無表情でそう返し、

自分の席は女子が邪魔して
座れそうにないので
教室から出ようとすると…





ガシッと
誰かがあたしの腕を掴んだ。



振り向くと…