幸運なことに、古典は得意。

問題にも少し戸惑いながらも答えることができた。


これは、一応礼を言っとくか。

柏木の机をコツコツと爪で鳴らすと、振り向いた。

?マークが浮かんだ奴のノートの片隅に、シャーペンを走らせる。

“さんきゅっ( ^ω^ )”

ご丁寧に顔文字まで添える。