「……何で、そんな会うたびに痩せていくんだよ」 誰だって、可愛くいたい。 それは、当然のことでしょう? 「痩せてなんてないよ、私―――」 「なあ、紗玖【さく】」 「うん……?」 「別れよう」 けど私たちは、 スレチガイを繰り返して、 いつしか、 混ざり合わなくなってしまっていた。