さっきから奏多が3メートルくらい先にいるんですが…;
普通に歩いてるのになんでこんなに差が出来るの!?
ちょくちょく小走りになりながら、一生懸命追い付こうとしていると…
「はぁ…トロトロ歩くなよな。
これだから足の短いチビは。」
くるりとこっちを向いた奏多が、そう言った。
は、何様じゃボケ。
アンタより足の長い女がいるか!アホ!!
「……だったら先に帰れば?
どうぞお先に。」
「ちげーじゃん…そーじゃねーだろ…。」
「じゃあ何なのよ!
あのねぇ!普通女の子に合わせるでしょ!?
ホントに女心のわからないヤ…ツ……」