《穂香SIDE》 あれからみんなで1年B組に来た。 「じゃ、オレら廊下で待ってるね!」 「うん。 空いてきたら中に入ってきてもいいからね」 「はーい。ありがと、穂香ちん」 「ううん! じゃあ奏多、また後でね」 「……ん」 ……ん? 奏多、なんか急に口数少なくなった?? なんか気に障ること言ったかなぁ… ま、いっか。 「じゃ、穂香、 接客よろしくね」 「はいはーい」 大和に呼ばれ、私はプラカードを裏に置いてホールに出た。