でも、どうしても物足りなかった。

Kがいる生活が欲しかった。

クラスには当たり前のようにKがいて、いつも笑いあっていた5年生のときの記憶が蘇る。

3組には可愛い子もいる。

Kが、誰かのことを好きになってたら、どうしよう…。

そんなネガティブな考えばかり頭に浮かび、自分の気持ちがよくわからなくなっていた。