昼休み、私はいつものように愛梨と弁当を食べていると、私の所に実和子ちゃんが来て、
「風音ちゃん、トイレ行かない?」
清楚な女の子らしいハンカチを手に持っている。

「えっ、トイレ?」
いきなり?
意図が掴めずきょとんとしてると、実和子ちゃんは私の手を掴んで言った。

「愛梨ちゃんごめん、風音ちゃん借りるね」
私はやむを得ず実和子ちゃんと廊下に出た。