「そ!なんかよくわかんないけど仲良さそうでよかった!…じゃ、そろそろ行く?颯斗」

光貴君は椅子から立ち上がった。
桜田先輩も頷く。
何に同意して頷いたのかは置いといて、桜田先輩は立つ時に目の前に立っていた私の腕を引っ張ったため、私は一瞬よろける感じになった。

「ち、ちょっと…!」

いちいちドキドキしてる。何されても嬉しいと思ってしまう。