桜田颯斗氏!!!
この人普通に突っ立ってただけだったのに私勝手にぶつかっちゃったよ!とりあえず謝………

私がテンパってると、
「…これ」
そんなこと気付きもせず、平然と何かを差し出してくる。
んんん!?
私は慌てて立ち上がる。
「え?な、なんですか?これ」
「………」

…シカト。私が受け取るのを確認すると彼は背を向けた。