「ね、妹さんかわいかった?」
「それがすっごくかわいいの!目がこんっなくりくりでね…」
「まじでぇ?まぁ桜田先輩自体かなりイケメンだもんね」
瞳を閉じる愛梨。長い睫毛が揺れてる。

「ん、かっこいいよね」
「やっぱ思うんだ?かっこいいって」
愛梨が得意げに横目で私を見る。どういう意味の目線だ、そりゃ。
「…思うけど、」
「ふうん…」
愛梨はストローでつーっとメロンソーダを吸うと意味深に鼻を鳴らした。
「ちょっと、何考えてるの?愛梨」