「ねぇ、ちょっとどうしたの?その顔」
「楽典がっ…本当に追認になった…。」

冬休みにも学校に出ていかなければならないなんて…。
気分がブルーすぎて落ち着けたもんじゃない。みっちりピアノに手を入れようと思っていたのに計画丸崩れだ。

「馬鹿ね~!要領良くやんなよ。ま、あたしもギリギリだけどさ」
「そ、そんなあ…楽典教えてよ愛梨…」
「ごめん~あたしもわかんないの」