「面白いことを言うのあなた~!」

そう言ったあと、はっとして口に手を当て、気まずそうにしてみせる。
「あらっ、ごめんなさいっ。ちょっとアタシ失礼なこと言っちゃったかしら?勉強してたのね、あら、あら、そう…」
「いえ、あの…」

「まぁ、追認…して?あなたのためにもなるでしょ夏木ちゃん。よろしい?」
こちらを向いてにこっと微笑む主任。有無を言わせなかった。
「は、はいぃ…」