「神梛さぁ、美優のことどう想う?」 「……はぁ?」 何、いきなり美優のこと俺に聞く訳? 「いや…、俺さ美優に告ったんだ。そしたら、美優…神梛に相談してみるって」 「……、美優がそう言ったの?」 聞けば、蒼生はコクリと頷いた。 【花森美優】は、俺らと幼なじみの女の子。 「明日、美優に聞いてみるよ」 俺は、蒼生にそう言った。