春斗「あ、うん。俺の用はそんな大したことないから良いよ」

少しも嫌な顔をしないで言う春ちゃん、だけど少し悲しそうな声なのは気のせいだよね。

愛菜「ありがとう」

ニコッと笑って春ちゃんにお礼を言ってから、由衣の電話を保留から再生にした。

愛菜「もしもし?今から会えるよ」

由衣『本当!?じゃあ準備出来たら大杉公園に来て』

電話越しでも分かるくらい、由衣が喜んでるのが分かる。

私は電話を切ってバックを持ち、由衣のいる公園に向かった。