朝、スズメが鳴く音で目を覚ます。


「ん…、もう朝…?」


布団の中でボーっとしてると一階から


「糖椰ー、早く起きてごはん食べなさーい」


と、母さんの声が聞こえた。

「んー、着替えてから食べるよ」


と、一言返してきがえるために布団からでた。




はぁ…。



無意識に出る溜息に気づかず着替え始める。



ガシャガシャ


そんな音とともに部屋に入ってきた奴を見つめる。


「またお前入ってきたの?いっつも入ってくんなって言ってるだろ?」


そこにいたのは、愛犬のラン。


尻尾をブンブン振りながら近づいてくる。

「おはよう」


そう言ってランの頭を撫でてやる。

そうすると、先程より大きく尻尾を振る。


「朝からほんと、癒されるんだけど」

くすくす笑いながらランの頭を撫でる。