そして、忘れてはいけない、先生の一言。
「ええ、中1から学校に来てない桜坂美栄が……しんだ…しかも、自殺して」

えっ…てわたしはおもった。

すっかり、あの頃のことは思い出したくなかったのに…。
でも、私は………。

きずけば、泣いていた。

泣いて
泣いて
泣きじゃくっていた。
すごい泣いたから、目は赤くなり、パンパンに膨れ上がるほど泣いてしまったからだろうか。
教室の目がこちらを向く。

何で?
私が泣いたのなんて、久しぶりだ………。

私のこころのなかはからっぼだとおもったけど、私にも心はあるんだ……。