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──発車します──
流れるアナウンスの声と共に、ゆっくり電車が動き始めた。
窓の外には、宗平くんがいる。
照れくさそうに笑いながら、手をふっていた。
つられて、あたしも手をふりかえす。
その手の、シルバーの、リボンが形どられたブレスレットを揺らしながら。
──発車します──
流れるアナウンスの声と共に、ゆっくり電車が動き始めた。
窓の外には、宗平くんがいる。
照れくさそうに笑いながら、手をふっていた。
つられて、あたしも手をふりかえす。
その手の、シルバーの、リボンが形どられたブレスレットを揺らしながら。