日曜日の午後だけど、駅のホームはすいていた。

椅子に座って電車を待つ。



──もうちょっとだけ、宗平くんと話したかった、かも。



一緒に過ごして、すごく楽しかった。
まあ、最初は会話がなくて気まずかったんだけど。



思い出しながら、1人笑った。




「───梨里!」