ちょこちょこと、俺の横に並ぼうとする梨里に胸がぎゅーっとなる。


可愛……

とか言ってる場合じゃなくて!!




「…り、梨里。」

ん?と首を傾けた。

それだけでも、こんなに体温が上がる。


「お!おんぶ、してやるから!乗れよ」

「へ……」



面食らったような顔の梨里。
…変なこと、言ってしまっただろうか。