「ん…」


独特の匂い…


目を開けると、目の前には白い天井があった


(ここは保健室…?そっか…あたしボールにぶつかって…)


私は体を起こし、ゆっくりカーテンを開けた



「あ、起きたわね。」


すると、そこには保健室の先生が座っていた


「まだクラクラする?」


「いえ、大丈夫です…」



「幸村くん。水沢さん起きたわよ」


すると先生は違う方向に声をかけた


(だれかいるのかな…)