その瞬間フワっと風が吹いた



風がこんなに体に染みて、心地いいものだったっけ…


静かなこの場所で、風だけを感じる


すごく心が落ち着く…



「いや、もうちょっと…ここにいます。」




「…わかった」




そう言ってまた幸村くんは静かに座り込んだ