気恥ずかしいまま、でも離さないとばかりに握られた手。


電車に乗ってもその手はしっかりと握られたままで三ノ宮まで戻る間、会話はないのになぜかすごく安らいだ。



便利がいいからと選んでくれた宿泊先は三ノ宮の駅中。


あらかじめ荷物はコインロッカーに入れてあったからそれを取って2人でホテルに向かう。