「・・・話って何?こんなところまで呼び出すなんて」



少しずつ近づいてくる瑠夏。その横には柴田がいる。


舞花の震えを止めたくてそっと頭を撫でてみた。顔を上げる舞花を見てやっぱり俺が好きなのは井沢舞花だけだ。



「集まってもらって悪いな。今から俺が話すことを聞いてほしい」



「何の話?それよりまだ目障り女がここにいるの?まだ懲りてないのね」



腕を組みながらバージンロードを挟んだ隣の席に座る瑠夏。そしてその横には口を開くこともない柴田。


俺の隣の舞花はまた俯いてしまった。さすがに顔を見て言うのはとまだこんなところで同情心を露わにしつつも俺は震える舞花の肩を抱き寄せ・・・