「そんなのわかってる!あたしだってまだ未熟だってわかってます。でも、あたしは雇われている身なんです。この話を断ればもう先はないですよね?」



「なんだよ?先って。お前、いずれはチーフマネージャー狙ってたのかよ?お前はプランナーがやりたかったんだろ?そんなに自分を過信するなら勝手にしろよ」



ダメだ。今はこの人に何を言っても無駄。でも、時間を置く余裕もない。



このまま話し合う余地もなく、ケンカ別れなんてそれこそ、あの人の思う壺だ。