なに、それ。あたし、そんな答え全然考えてなかったよ。全部俺がそうしたいからする。


あたしに勘違いされたくないからなんて・・・もうこんなこと言われて自分だけ黙っているわけにはいかない。



こんなとこでは言いたくないけどやっぱり言う。




新神戸に着くと西海さんがあたしたちに気づいて手を挙げた。




「もうこんなとこで一人で待つなんて嫌なんだからね。あっそうそう井沢さん、神戸のお土産でも見に行かない?ここは湊に任せて」




明らかにあたしに向けての挑戦。



何を言われてもいい。あたしだってもうこの気持ちに嘘はつきたくないんだから。