小坂さんが言ってくれた。西海さんに。それが何よりも嬉しかった。



昨日、西海さんを部屋に入れたときからずっとあたしは不安だった。きっとあたしは気づかなかったけどずっと小坂さんのことが好きだったんだと思う。




だからキスも嫌じゃなかったし、抱かれたかったなんて思うんだ。あのキスで彼はきっかけをくれた。



意識してしまうきっかけを。




「なんだ?昨日寝てないのか?」




「い、いえそんなこと・・・」





「心配しなくても瑠夏とは何もないから」