商業ギルドは、 閉店されていて 隣のギルドももう お客さんらしき 人は居なくなっていた 。

ライト
「 お疲れ様です 。 連れて来ましたよ 。 それに試作品は出来たみたいですよ 。 」


「 お疲れ様です 。 今日は 手伝い出来なくて …… すみません。 」


ギルドに 入り 皆の前で お礼を伝える 。

料理良くできてたと 誉めてもらっていたら ………

シド
「 えっ ? もう 試作品出来たの ? 嘘 …… 。」

シドさんが 驚いて目を丸くしている 。


ダン
「 本当か? お疲れ様 。 でも ここじゃ あれだから ……… 会議室で見せてくれるか ? ガイさんとハイドさん呼ぶから待っててくれ 。じゃあ 後頼むな 。 」


サラさん達を チラッと見てそう言うと 、サラさんは 微笑んで頷き 、


サラ
「 じゃあ 早く ともちゃん 解放してね 。」


ルナ
「 ハイハイ 。 分かってるわよ 。 ともちゃん お疲れ様ね 。 私も 後で見せてもらうから 。早く 終わらせて来てね 。 」


「 はい 。 ありがとうございます 。 お二人も見た後で意見 聞かせて下さい! では行ってきます 。 」


シドさんに 案内してもらい 、ライトと上に 上がっていく 。


会議室には 、 既に ガイ先生とハイドさんが 来ていた ………… あれっ ? 何で ?

ダン
「 ハハハ 。 ここまで 転移してきたんだよ 。驚き過ぎだろ 。」


「 えっ !! びっくりしますよ ! 」

顔に 出過ぎたのかな ……… 横を見るとライトは分かってたらしく 笑ってる ………


は 恥ずかしい … 。


ハイド
「 大丈夫 。 普通は 驚くから 。 」

ガイ
「 そんなことより 試作品を見せてみろ 。」


あぁ ……… そうだった 。

忘れてた !

ポーチから 2つの 試作品を テーブルへ 出す 。


「 これなんでけど ……… どうですか ?」


ハイド
「 これは …… 水晶の方はすぐ使えそうだね 。 こっちは少し弱いね …… 。 でも 今日だけで良く出来たね 。凄いじゃないか。」

ダン
「 いい出来だ 。 しかし量が必要になるんだが …… 。 これは 沢山作れるか ? 」


「 試作品の水晶のは作るのに4 ~5日 かかるんです 。 どうしても浄化の魔法を込めるのが限られてるので ……… 」

ふと ガイ先生を 見ると浄化力の少ない試作品1号を ジィー っと 見ている 。

話の途中だが 気になり 声に出してしまう 。

「 どうしたらいいですか?魔方陣は完璧なはずなんですけど…… 」


ガイ
「 ウム …… 分からん 。 しかし これだけの魔法陣だ 。きちんとしてるのに この威力は 無いと思ってな ……… 。 」


ガイ先生が 試作品1号を手にとり 確認している 。


シド
「 ねぇ ……… じゃ こっちは どれくらいかかるの ?」


「 試作品1号なら さっきのより簡単作れます。 勿論 限界はありますけど …… 。 」


シド
「 そっか ……… どうしょう 。 んっ !!


ガイさん 何してるんですか 。」


難しい顔を していた シドさんが ガイ先生に 声を出す 。

見てみると ………


ガイ先生は 沢山水の入った バケツに 試作品1号を 入れる所だった ………… 。


ライト
「 先生 …… 。 何してるんですか ?」


すると 、


ガイ
「 やはりな …… 。 見てみろ 。 水中なら使えそうだぞ 。 」


えぇぇぇ !

なんですって!


シド
「 あっ 本当だ ……… 。 でも ……… 魔法陣 消えるよね ? 」


ガイ
「 ウム 。 これは ……… 量産出来るのだな ? これで 井戸や 川 湖 など浄化出来るだろう 。それに 水を弾くインクを 用意すれば 良かろう 。 」