最後の恋を総長と。




「あ! みんなおはよー♪」


幹部のみんなが勢ぞろい。


「「よっ♪」」


なんでみんなしてハモるのかなぁ(笑)






「今日の髪型かわいいねぇ〜っ」

と、ルイくん。


あたしは今日、
セミロングの髪をポニーテールにしている。


ちなみにさっきヒロトにも褒められました///




「…ルイっ
人の女を口説くなよ?」

低い声で言うヒロト。

コワッ(笑)




「「人の女!?」」


「え!?
お前ら付き合ってんの!?」

とタカヒロ。

「まあな。」


「俺のユウナがぁーーーーッ」

「黙れハヤトっ 俺のだ!」

ヒロト///

''俺の''''ってめっちゃ照れるんですけど!





<優奈side>



今はヒロトに連れられ、辰海の倉庫にきている。




クーラー効いてて涼しい〜
夏には最適♪




--バンッ

息を切らして慌てて部屋にタクが入ってきた。





「立花裕太のことだけど、、、」



ビクッ
体が反応してしまう…


「だいじょうぶだ。」

そういってヒロトがあたしの手を握る。


「あいつは……


貴王(キオウ)の総長だ。」



「どうりで聞いたことある名前だと思った。」



ふたりとも?

なんの話をしてるの? 意味がわかんないよ…





それからあたしは
ヒロトに詳しく教えてもらった。



貴王というのは
タチの悪さで有名な族だということ。



…そして、
辰海の倉庫にあたしが出入りしてることがバレたため、
貴王があたしを狙ってるということ。





「あたし、どうなるの…?」

声が震える…



「ユウナのことは、俺らが全力で守るからだいじょうぶだ。」


ヒロトの言葉で少し安心する…






「ここに出入りしてることがバレたなら、、、


あたしは来ないほうがいいよね?」


あたしなりに出した答え。