一枚の写真全てに思い出や、そのときの情景などが詰まっており、ページをめくる手はかなりゆっくりだった。



あまりにもゆっくりと眺めていたようで、気づけばもう夜の7時近くになっていた。

慌ててアルバムを閉じようとすると、あの一枚が出てきた。

そして、そこに身に覚えのない便箋のようなものが挟まっていることに気づき、取り出して開いた。