「この写真、綺麗だね」
誰もいないはずの放課後の教室で、後ろから突然声がして驚いた。
その声の主が女子だと知って、女子と話すことが苦手な僕は驚きとともに戸惑いを生じてしまった。
「あっ、木ノ内さん。
あの・・・」
辛うじて名前は呼べたものの、このあとをどう会話を続けたらいいかが上手く頭の中に浮かばずに言葉に詰まってしまった。
せめて「ありがとう」の言葉くらいは簡単に口から出てきて欲しかった。
「私の名前知っていたんだね。
クラスで目立たないから、知られていないかと思った」
「そんなこと・・・」
ないよ
そう言い切れずに下を向いてしまう。
男子とは普通に話せるというのに、女子と話すとなるとどうしても上手く話せない。
そんな自分がひどくもどかしかった。
誰もいないはずの放課後の教室で、後ろから突然声がして驚いた。
その声の主が女子だと知って、女子と話すことが苦手な僕は驚きとともに戸惑いを生じてしまった。
「あっ、木ノ内さん。
あの・・・」
辛うじて名前は呼べたものの、このあとをどう会話を続けたらいいかが上手く頭の中に浮かばずに言葉に詰まってしまった。
せめて「ありがとう」の言葉くらいは簡単に口から出てきて欲しかった。
「私の名前知っていたんだね。
クラスで目立たないから、知られていないかと思った」
「そんなこと・・・」
ないよ
そう言い切れずに下を向いてしまう。
男子とは普通に話せるというのに、女子と話すとなるとどうしても上手く話せない。
そんな自分がひどくもどかしかった。