「あのー、一応確認するけど。あたしと、ご飯に行くって言ってます?」
「他に、どう聞こえるんや」
ムッとしたように言い返された。
そりゃそうだけど。
言葉の通りに受け取れば、それ以外はない。
だけど、でも。
「大阪の彼女は、どうするんですか?」
「は゛ぁっ!? なんやねんっ、大阪の彼女って?!」
あたしは、勝手に妄想していた、水上さんの大阪在住彼女の事を持ち出した。
「誰がそないな事言うたんや?」
水上さんは、あからさまに不機嫌そうな顔で問い返す。
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