どんなに怒っても、ふてくされても


この優しい声には歯が立たない


あたし。





顔が赤くなってるのを隠すように



顔をそむけるけど…






「美夜?」




と、優しい一声に振り返ってしまう。






振り返った直後、唇に




柔らかい物が触れる。







「っ…!!!」







悠雅を見ると、いつもの意地悪な表情



だった。