こんな調子で、相も変わらず 口げんかでも歯が立たないのでした。 「いいもん、バカでも」 もう、なにも言う気もなくなって ぷいっと顔をそむける。 「はいはい、悪かったって」 少し呆れ気味にそういう悠雅。 その声も無視して、ノートとにらめっこ していると… 後ろから優しく抱き寄せられた。 「えっ…悠雅?」 一気に熱くなる顔。 「からかいすぎた」 そう、ぽんぽんと頭を撫でてくる。