冷静な返しに、なにも言えなくなって しまう。 「お前、大学行けるの?」 「…」 「おい」 「…」 「返事ぐらいしろバカ」 伸びてきた悠雅の手に、ほっぺたが つままれる。 「いっ…いひゃいよっ(痛いよ)!」 じたばたもがくと、やっと離してくれる。 「なにすんのバカっ」 「お前にバカって言われたら終わりだよな」 「なっ…」