「それで、話って?」 あたし達がやってきたのは 誰もいない体育館裏。 「瑠奈ちゃんさ、大雅に何か言ったでしょ?」 「え?」 「俺、超キレられたし」 そう言いながら馬鹿にしたように 笑ってる戸田君。 「おかげで大雅喋ってくれなくなっちゃった」 「何が言いたいの?」 「もうはっきり言うけどさ…瑠奈ちゃん、邪魔なんだよね」 そう言われて、何か違和感を感じた。