「るーなちゃん」 ケータイを閉じた瞬間背後から聞こえた声。 「……あ」 「久しぶり、やっと2人になれた」 そう言って笑う彼になんとなく 嫌な予感がした。 「…戸田君」 大雅は今日風邪で休み。 明菜も拓篤も今はいない。 亮はまだ来てないし… 「ちょっと、場所変えない?」 「…ど、うして?」 「ここじゃ人も多いし」 「…分かった」 何を言われるんだろう… 戸田君はなんかいつもと 雰囲気が違うし…