「初めまして!」
少し緊張して挨拶をした。

『初めまして。君が綾ちゃんか。可愛らしい子だな。』

優しい人なんだな、と思った。

『そうなのよ、パパ!綾ちゃん、可愛いでしょー?うちのお嫁に来て欲しかったんだけどね、綾ちゃん、彼氏いるんだって。こればかりは仕方ないわよねー。』

『またお前は。俺は構わないが、平川さん家に申し訳ないだろ。』

あ、構わないんだ…汗

『親父も母さんもやめろよ。人がいないことに話し広めてんじゃねーよ。』

お兄ちゃんと颯太先輩が来た

『俺は綾の今の彼氏より、颯太のほうがいいけどなー』

お兄ちゃんっ!

『あら!ほんと?お兄ちゃんっ?』

『こらこら。綾乃までやめなさい。綾はまだ嫁にやらん。』

え、お父さんそこ?

のんちゃんと私は苦笑いするしかなかった。